いよいよリーグ戦も大詰め。ホーム最終戦は浦和の優勝が掛かった一戦となりました。一方の東京は14位と必ずしもいい順位につけているわけではなく、3連勝でJ1残留を決めた後は、先日の横浜戦でも1-2の逆転負けで連敗。なかなか調子を上げるところまで行きませんが、横浜戦後には三浦が現役引退を発表。三浦の味スタ最終戦となったこの試合は、優勝争いがどうこうとかでなく、勝って終わらせたい試合となりました。
その東京は茂庭がリーグ戦の出場が微妙で、梶山・伊野波が欠場。結果的に横浜戦では今野がCBとして起用され、守備にいい影響を与える要因となりましたが、逆にそれが前に出る勢いを欠くことにもなってしまいました。できたら今野は一列前に置いて攻守のキーマンとして期待したいところ。復帰したジャーンの相方は増嶋・伊野波らの奮起を期待したいところです。予想スタメンはこんな感じでしょうか。
GK土肥
DF徳永、ジャーン、伊野波(増嶋・今野)、藤山
MF今野(三浦)、梶山、石川、戸田、馬場
FWルーカス
守備がどこまで踏ん張れるかは一つのポイントになるでしょう。一方で攻撃陣がいかに勢いを得点に繋げていくかも重要になてきますね。
一方の浦和は最近5試合は磐田・名古屋に敗れ、2勝1分2敗とやや失速しつつありますが、先日の甲府戦では相手が1人退場したこともあって3-0で完勝。東京戦に勝てば、G大阪の結果に関わらず優勝が決まります。逆にもし仮に浦和がこの試合に敗れ(勝点68)、G大阪が勝利(勝点66)すると、最終節の直接対決の勝敗に優勝の行方が委ねられてしまうだけに、次がいくらホームとはいえ、この試合で勝っておきたいところでしょう。予想スタメンはこんな感じでしょうか。
GK山岸、
DF内舘、闘利王、ネネ
MF長谷部、鈴木啓太、平川、三都主、山田、ポンテ
FWワシントン
前線は1トップのワシントンにポンテ、山田の2シャドー。3トップの甲府相手に3バックで臨んだところも見ても、この試合は普通に3バックで対して来る可能性が高いでしょう。浦和はコンパクトなラインで高い位置からプレッシングしてくるようなチームではありません。それは中盤が間延びするというマイナス面もありますが、3バックはじっくり守り、時には5バック気味になっても守ろうという潔さもあるチーム。一方で前線に局面を打開できるタレントを揃える浦和は非常に戦いにくい相手であることを認めなければならないでしょう。
ゲームのバランスを取れる鈴木啓太、局面を打開するプレーのできる長谷部のボランチコンビに、攻守に躍動した動きを見せる両サイド、時には気の利いたプレーを見せ、時には決定的な仕事をしてみせる山田・ポンテの2シャドーで構成する中盤も強力ですが、それに前線のワシントンが絡むわけですから困ったものです。その高さ・強さに目が行きがちですが、ボールを巧みにキープする巧さも裏に抜け出すだけの意外なスピードもあります。ボールの出所にプレッシャーを掛けつつワシントンと2シャドーにいい形でボールが入る前に潰せるかが一つのポイントになるのではないでしょうか。
しかし仮にいい守りができても、点が奪えなければ試合には勝てません。ボールを奪った後にスペースに流れて起点を作ることはできると思いますが、問題はそこから先です。やはり局面の打開という点で右サイドの石川に期待は集まりますが、彼がチャンスメイクに奔走するだけでは、中央が固い浦和の守りに苦しむ可能性は高くなります。むしろ守りを中央に集めてサイドからフィニッシュを狙うような形を作りたいところ。戸田の場合はキレイに決めようとするよりも、むしろひたらすら泥臭い潰れ役に徹すれば、そのこぼれ球をルーカスが決めてくれるはず。
勝つのは簡単な相手ではありませんが、勝つことができない相手でもありません。チーム一丸となる時、一人でもそういったことに集中できない選手がいると、そこから綻びが生じてきてしまいます。どうすれば勝てるのかということに、チーム全体が一丸となって取り組めるかどうかが、この試合の大きな分かれ目になってくるのではないでしょうか。三浦最後のホームゲームであると同時に、相手にとっても大一番。こういう展開で燃えない選手は漢じゃない。難しいことをせず、普段の自分たちらしさを出せばいいだけですよ。